Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

天を支える柱

積雲をくぐり抜け、積乱雲を通り抜けた極北の空に一本の柱が見えた
竜の身体よりも太い建造物だった
それは石灰質だからなのか、悪鬼達が酸の雨を降らせたせいか、ちょうど酸性雨で削れた古代遺跡のようにボロボロになっていた
この柱は天地開闢のときから天と地を分かつためにここに存在しているはずだ、と竜が教えてくれた
噂話ではアークメイジは悪鬼達を使ってこの柱を壊そうとしているが、その意図は全く不明だった
天が地に落ちれば全てが混沌に返るし、アークメイジだって例外ではないはずなのに

天を支える柱の根本に行ってみましょう、竜は言って高度を下げて暗い積乱雲の中へ入っていった
雷が近いのか髪の毛が逆立ったり雨粒が当たったりした