Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

偵察準備

ザックの中にはハチミツ、マーマレード、ハシバミ、拝借した古文書
ザックの外に毛布を二組括り付けた
そして私とメイガスさんとレニーとロッテの4人で部屋を出た
氷の門の所まで歩いていき、竜が空けた穴から外に出た
天候は晴れ、少し雲があるかな
外に出て直ぐのところでメイガスさんが二組の毛布を広げるように言った
私は訝しげに思ったが、言うとおりにした
するとメイガスさんが何か古代語の呪文を唱えた
毛布にうろこ模様のエンボスができた
さあ、これで蜘蛛の毛布に竜の守りを付けましたから、寒さにも強くなりました
え?竜の守り?私は驚いて聞き返した
そうです、竜の守りです
私はレニーとロッテを抱きかかえてからその毛布を頭から被った
門の所は峠になっていて見晴らしの良い所だったが、柱らしきものは何も見えなかった
メイガスさん、天を支える柱の在処をご存じなんですか?私はたずねた
いいえ、詳しくは知りませんよ、今から探すのです
どうやって?
ふふ、ちょっと待って下さいね、驚くかしら

メイガスさんは少し離れたところへ歩いていって何か古代語の呪文を唱えた
するとメイガスさんは昨日の竜になってしまった
えええ!?
私もレニーもロッテも驚いてしまった
竜は燻し銀の鱗と翼を持っていて、顎から首回り、お腹、尻尾の裏までふわふわの羽毛に覆われていた
私は竜の所へ駆け寄って羽毛に顔を埋めてみた
すると、かなり暖かかったので、ああ、そうだ、恐竜は爬虫類というより羽毛を持った恒温動物だって話だし、本当に鳥の祖先なんだろうな、と考えたりした
私の身長は竜の足の付け根くらいの高さだった
羽毛をもふもふしていると、その足の付け根辺りのお腹にやっぱり乳房が2つあった
ああ、やっぱり蜘蛛と一緒なんだな、私はちょっと笑ってしまった
この竜は爬虫類なのか、鳥類なのか、哺乳類なのか、なんだろうな、ああそうか、これはセンザンコウの乳房みたいなものかな、カモノハシだって卵を産むけれど哺乳類だし・・・

さあ、みんなで首の後ろに乗って下さい
寒くないように毛布を被って
準備ができたら飛びますよ、柱は空から探すのが早いですから
言われたとおりに首の後ろに登って座った
ちょうど座れる場所が羽毛に覆われていて暖かかった