Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

不思議の扉

蜘蛛の足はとても速かった
蜘蛛は来た道をズンズン走った
あっという間に秋の雰囲気漂う明るい落ち葉の森に戻ってきてしまった
またハシバミやイチゴを採りたかったので、落ち葉の森に来てからは蜘蛛の背を降りた
蜘蛛はメイガスさんに戻り、毛布も二人で分けて背負った
クマたちはイチゴを探しに行き、私とメイガスさんはハシバミを拾いながら歩いた
落ち葉の森は平和なところだなぁと思った
森をずんずん歩いて行くとベアくんとラムちゃんの小屋に戻った
テオくんが出迎えてくれた

私は七色の蛇についてみんなに報告した
白い大蛇でイチイの大樹の主であること、七色の知恵についてはよく分からなかったこと
それからベアくん達に尋ねた
3人はぬいぐるみの国からどうやって来たのか?と
するとラムちゃんが言った
この小屋の古いクローゼットの扉から出入りできるのだ、と
ははん、なるほど、ぬいぐるみだからクローゼットねと納得したが、本当にぬいぐるみの国へ行けるのならまるでナルニア国物語のような話だ
本当にクローゼットの扉から出入りできるの?
そうよ?
そんなのナルニア国しか知らないよ?私は言った
でもクローゼットから出入りできるのは事実よ?ラムちゃんが言った
私とメイガスさんも行っても良いかな?
良いと思う、ね、ベアくんテオくん?
うん、構わないと思うよ
本当に?なんだか嬉しい、楽しみにしてたから
ラムちゃんがクローゼットの扉に案内してくれた
何かの大樹が彫られた観音開きの木の扉で、星や月の装飾がされていた
キムくん達、この扉を使ったことある?
ううん、ないよ、初めてだよ
3人とも首を振った
メイガスさん知ってた?
いいえ、知りませんでしたよ
本当に?まあ、いいや・・・じゃあ、扉を開けるね