Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

七色の知恵

七色の知恵って何だろう?
このイチイの大樹の主は何を知っているだろう?

あの、主さん、私は自分が何処に向かうべきか、七色の知恵をお借りしたくここへやって参りました・・・

そうですか、あなたが向かうべきところが知りたいのですね?
まず現段階であなたはどうお考えですか?

私は錬金術師とか呪医に惹かれています、でもどうやってなればよいのかも分からないですし・・・

・・・あなたは現在仕事をお持ちでしょう?

はい、でも自分が何処に向かうべきか分からないのです

・・・あなたはお医者さんでしょう?

はい、そうですけど、納得できないというか、なんと言えばよいか、もっとメイガスさんみたいなことがしたいです

・・・ではそのようになさっては如何ですか?

ええ?

ですから、あなたは錬金術師でも呪医でもありませんが、お医者さんなのですし、メイガスさんのようにやりたければそのようになさっては如何ですか?

・・・ええ、まあ、そう、ですね。。

私はメイガスさんのの方を振り向いた
メイガスさんはローブで顔が見えないので、どんな表情をしているのか分からなかったし、主の言うことを黙って聞いている感じだった

うーん・・・私がため息をついたのを見て主が言った

それはご自分で考えないと・・・
それから、ノームさん、私はいつでもこのイチイにいますから、偶像は必要ないと皆に伝えて下さい

主さん、森の民やオオカマキリはどうしたらよいですか?

全ては微妙な均衡の上に存在しているのです、その意味をよく考えてみるようにして下さい

そう言うと日の光に身を翻して大きな白蛇はするするとイチイの枝の中へと消えてしまった

七色の知恵って何なんだろう?単なる伝説かな、わけ分からないや・・・私はぼやいた

ねえ、取りあえず、宿まで戻ろうよ・・・
疲れた感じで小熊くんが言ったのでみんなで祭壇を後にしてツリーハウスに戻ることにした