Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

虚無の壺

祭壇のお供え物には黒い器に聖水を張った器があった
そこに蛇の像が映り込んでいたのでぼうっと見ていた
すると何か声がした
祭壇を再建していただいたお礼をしなくてはなりませんね
あなたが望むものを1つだけ仰って下さい
私は後ろを振り向いた
ねえ、何か声聞こえた?
クマたちもメイガスさんもノームも首を振った
私だけかな?

私は少し考えた、1つだけ、何が良いだろう・・・
それこそ七色の知恵だろうか、元の世界に戻るための地図だろうか
そのとき昨日の夢に出てきた灰色の壺を思い出した
ああ、壺か、何の壺だろう

あ、あの、虚無の壺を下さい
私はとっさに言った
蛇の声は驚いたように返事をし、メイガスさんやクマたちもえっ!?と呟いた
虚無の壺を下さい
いいでしょう、でも、何に使うのでしょう、まあ、よいでしょう、蛇の声は答えた

目の前に大甕のような壺が現れた
これ、どうするの?クマたちが尋ねた
うーん、分からない、けど、夢に出てきたから注文したの・・・
使用目的はあるの?メイガスさんに尋ねられた
いや、分からないです