Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

シーラ・ナ・ギグ

私とクマたちは蜘蛛の背に揺られて歩いていった
やがて目の前が開けると上高地梓川のように
広く浅く河原も美しくて広々とした清透な河に行き当たった
女神の足下には泉があるという話を思い出したので、河原を遡上するように蜘蛛にお願いした
蜘蛛は上流に向かって河原を歩いていった
天気は秋晴れで川風が気持ちよかった
まだ喉の渇きがあったので途中で休憩して河の水を飲んだ
蜘蛛も結構沢山水を飲んでいた
河原に寝転んでクマたちが遊ぶのを見ていた
それからまたみんなで蜘蛛の背中に乗せてもらい河原を遡上していった
トンボが飛んでいたから、やっぱり秋なのかな
少しずつ河原も河幅も狭まってきているようだった

魚止めの滝のような岩の段差を大きな蜘蛛は易々と乗り越えた
その上は大きな岩がごろごろ転がる渓流のようになった
少し行くと突然眼前に岩壁とそこに穿たれた洞窟の入口が見えた
もしかして・・・
よく見ると岩壁はシーラ・ナ・ギグだった
私はひどく驚いた、余りの格好と余りの大きさだったので
でも、フクロウの言っていたことを思い出した
女神の足下には泉が湧いていて、その水は女神のお腹に生える大樹からこぼれる水・・・
シーラナギグは女神のお腹の入口だろう・・・

蜘蛛さん、あの洞窟に行きましょう
女神のお腹の中で大樹を探したいです

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