Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

病み上がり

目が覚めた
ひどく眩暈がした
私はメイガスさんに膝枕されていた
彼女もうたた寝していた
焚き火は火が小さくなって消えかけていた
虫の音が聞こえて、夜露が降りていた
蜘蛛の糸で作った灰色のローブを着ていたので寒くはなかった

メイガスさん・・・
目が覚めましたか?気分はどうですか?
ひどく眩暈がします
随分うなされていましたね、吐き気がないなら少し水分を摂った方がよいですよ
それで木片で作った柄杓でフェルトバケツの水を飲んだ
その水は渓流からキムくんが汲んできてくれましたよ
私はキムくんを見た
彼は眠い目をこすっていた
キムくん、ありがとう
メイガスさんが焚き火に枝を継ぎ足したので焚き火は少し勢いを持ち直した
足の傷にも薬が塗られていた
夜が明けるまでもう一度眠った

朝が来たがすぐに歩きだせる雰囲気でもなかった
まだ眩暈がしていた
メイガスさんに頼んで蜘蛛の背中で眠りながらゆっくり径を進むことにした
本当に申し訳ないなと思った