Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

有翼人面雄牛像の門

私はクマたちを従えてバオバブの林を歩いていった
大分歩いて疲れた頃に何か像が建っている門のようなものを見た
最初ドルイドの石像のように見えたが、歩いて行くと
それはもっと大きなアッシリアの有翼人面雄牛像に似たようなものだった
左右の像の間にアーチ型の門があり、
その中は四角い敷地にドーム状の伽藍を持つ古代中央アジアの遺跡のような建物になっていた
部屋の中央で火を焚き、数人が歌と太鼓で踊っていた
何かの儀式なのか、シャーマン達なのか
私はクマたちと手をつないで進んでいった
火の側の一人がこちらに気づいた
おや、珍しい、君は式神使いかな?
なんの話です?この子達は私のぬいぐるみです
ほう、その子らは歩くのかね?
ええ、喋ることも出来ますよ
ふむ、これは驚いた
貴方たちはここで何をしているのですか?
ご覧の通り神託を受ける儀式をしている、我々はここへ船で来た、あんたは何故ここにいる?
さあ、よく分かりません、バオバブの林の方から来ました
あんたの腰の帯は何だね?
あ、これは、蜘蛛の糸です、黄金蜘蛛の
おお、なんということか、その糸は宜しくない、あんたはその糸を腰から外すべきだ
黄金蜘蛛はダメなのですか?
森の怪物だよ
怪物はオオカマキリだと聞きました
どちらも怪物だよ、あんたはその糸を外すべきだ
私は気がついたら蜘蛛の巣にいたんです、黄金蜘蛛は親切にしてくれます
あんたは何であの蜘蛛の巣にいたんだね?
分かりません、ちっとも分からないのです
その糸を外したらどうかね?
じゃあそうします
私は腰から蜘蛛の糸を解いてキムに持たせた
大丈夫なの?小熊くんに言われたが、うん、と答えた
ほう、どれ、あんた見慣れない顔だ、あんたのことをルーンで見てあげよう
道に迷っているのです、どこへ行けば良いか分からないのです
ほうほう、そこへ、火の側へ座るといい