Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

崖の夢

私はアウヤンテプイの崖から滑落しかけている
1000メートルもある垂壁の断崖絶壁を、下のグランサバナにまっしぐらに落ちかけている
ターコイズのベアの物神のネックレスを摑んで宙ぶらりんになっている
足は空中をもがいている
ネックレスのもう一方の端を必死の形相で握っているのは師匠だった
顔は青ざめて、重さに顔を歪めていた
ネックレスに通されてるワイヤーだけで私の体重を支えている
ああ、でも、こんなの物理的に無理だ、落ちるよ
師匠は歯を食いしばっていたから、手を離すなとすら言えなさそうだった
でも彼女の力だけでは私を引っ張り上げるなんて無理だ
その時、ホワイトベアが崖を駆け上ってきた
霧に覆われた垂壁を駆け上がってきた
ネックレスを摑む手を咥えて崖の上にふわりと着地した
私と師匠の体も一瞬宙を舞った
アウヤンテプイはヘリアンフォラが沢山自生していた
秘境中の秘境、最後の楽園
ベアはネックレスを摑んでいた私の手と師匠の手を舐めていた
私も彼女も恐怖に身が震えていた
何故崖から落ちたのか、何故物神のネックレスを摑んでぶら下がっていたのか
状況がよく分からなかった

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1970年代あたりの物神達とスリーピングビューティのターコイズビーズを使ってネックレスにしたもの