Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

口論の夢

私と師匠はベアの背中に乗せてもらった
ベアは師匠の指示するところへ行くようだった
師匠は元来た道をたどって地上に降りるように言った
私は焦って言った「ちょっと待って」
折角ここまで来たのに、8割がた来てるのに引き返すのは嫌だ、と、このまま引き返したら中途半端で終わる
呪術師の薬釜の中身を考えた、oblivionを見に行くのに使えそうな薬を思いついたのだ、と
「自分を壊したり傷付けるようなことはしてはいけませんと言いましたよね」
壊れると決まってるわけじゃない、無事に戻ってこれる可能性あるから
「太陽は元型でしょう、元型的なものというのは個人では近づけないでしょう、この間も言いましたよね」
またそれですか、ここまで来たから、死者の蔓の先にoblivionの門があることが分かったんです、必死にここまで来たから・・・
「もう、これでいいじゃないの、門の向こうを見る必要があるのかしら」
見たら価値観が根本から変わるかも知れない
「それに払う代償が大きすぎます、身体的にも精神的にも、私が納得出来る理由を言えれば、行っても良いかも知れない」
そんなん、どう言ってみたところで絶対に納得なんかしないくせに
「そうかしら」
そうかしらって・・・私自身の好奇心や探究心としかお答えできません
「好奇心だけで危険に突っ込んでもいいのかしら、好奇心猫を殺すって言うでしょう」
どうしてそこまでして引き留めようとするのですか
「あなた、ご自分で言いましたよね、混乱を抱えて欲しいって」
はい・・・
「さあ、一旦地上に戻りましょう」
私は渋々承諾した
ベアは師匠と私を乗せて、月と星屑を従えて元来た道を引き返しはじめた

「先生、もしベアと一緒に太陽の門の中に入ったら、太陽の中に月が入ることになるんですよ、何か凄くないですか、錬金術でしょう」
「太陽の中に月が吸い込まれたら、太陽系の秩序が崩れるでしょ、違いますか」
「元型なんだから、何でもありじゃないですか、神話の世界ですよ」
「あなたも元型に呑み込まれることになるんですよ」
この人、ほんまにゆずらへんな・・・・