Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

スーパービジョン

O教授とは卒業した小学校が一緒だった。
びっくりした。同郷どころか、OB OGだった。
内科医が大学院に行く旨味は、こと、トラウマ診療に関しては皆無のようだった。(悲しいかな、臨床で抱え込んでいる問題症例の多くは愛着トラウマなのに。)
外傷と解離の講座にも中々学生は集まらないと。
それで、自分の抱える症例をスーパービジョンしてもらうことになった。
愛着トラウマ診療に分析的アプローチはちょっと違う、というスタンスは同じだった。

問題は自分が外来でやるなら、かなりの持ち出し診療になるということ。
描画法を取り入れれば、保険点数は280点加算できる。
基本再診料630円、描画法840円、心理療法再診240円で1710円。
毎週50分の心理療法が1710円・・・・何というお値打ち価格!
でも、外傷でズタズタの人の社会生活基盤はあまりにも貧弱で、毎月6840円でもそれなりの持ち出しだ。
精神的に子供な外傷症例なら、遊びと少しの分析を目的として、相互スクイグルで毎回描画法を算定できそうだ。情緒的交流を作ってからじゃないと傷の直面化なんて出来ない。

それから、精神科医の精神療法も、治療構造はキッチリ出来ないらしい。
つまり、約束の時間キッカリに来て断固延長なし、なんてことはしない、と。
再診機に診察券通して、受診科受付に行って基本箋出してもらってから心理相談室に行く。もうその時点で開始時間は曖昧。受付が混んでたら病院の都合で遅れていく。
担当医は初診診察が溢れていて遅刻する。
この時点で精神科医だろうが、内科医だろうが、心理療法の治療構造を固く守るなんて無理難題。
遅れたら患者さんに謝って50分開始。箱庭ルームの外は乳幼児検診で大騒ぎ。