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Golden_Falcon’s Magica

現代魔術の実践の試み

デイヴィッド コンウェイ 魔術 理論編

この本は自然魔術を志すものにも、儀式魔術を志すものにも必読の書である。

魔術書というよりも哲学書である。

魔術が世界精神を介在して行われること、すなわち無意識の世界、集合的無意識を介して世界を動かすことをハッキリ書いている。

また、自然界の世界精神の秩序と人間の集合的無意識の混沌についても言及されている。

 

 また、集合的無意識の浅い場所を低層アストラル、深い場所を場所を高層アストラルというように捉えている。

ポルタの流れを汲む自然魔術には若干違和感あるコンセプトもある。

人類の集合的無意識の浅いところにある人間の想念が濃い場所にアクセスして力を行使する、降霊や召喚を行うなどの方法論は前世紀的で違和感がある。が、有史以前からシャーマンがやって来たことでもある。

ポルタのスピリトはもっと奥深い全地球的な生命圏全体の集合的無意識を指していると言えよう。

 

しかしながら、世界のあらゆる魔術もその文化的背景ゆえに表現方法の差異こそあれ、目には見えない形而上の無意識を介在して自然法則を動かし、大きな力を発揮し、目に見える形而下の世界を動かすという方法論は共通していると述べる。

 

そして、アストラルや無意識を自由自在に旅するためのイメージ化力を鍛えること、自分の内面を統合し最終的に自然と合一することで魔術師としての力を発揮するという、ユング錬金術のような考え方にも言及する。

 

 

魔術 理論篇

魔術 理論篇