読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Golden_Falcon’s Magica

現代魔術の実践の試み

ある法哲学者とNe reminiscarisの寓話2

そこで、特に予定も無い私とホルスは法哲学者の言う水晶の氷の塊を見に行くことにした

それは、人類の魂の塊の水晶氷山の周りに細かい欠片のように漂っている氷塊のことだ

ホルスとエーテルの海に潜って行ってみた

 

行ってその氷塊を見て驚いた

地球の精霊達に許されない行為をしたものの魂が閉じ込められているのである

古いところではアレクサンドリア図書館とムセイオンを破壊した者、焚書坑儒した者、宗教を傘に虐殺と略奪を行い先住者の文明を破壊した者

また、権力を私物化し市民を扇動し破壊行為や戦争をけしかけた者、非人道的行為を繰り返した者

 

彼等はその行為故に、自らの魂と地球の精霊の間に分厚い隔壁を作ってしまい

さながら水晶の監獄のようになってしまっていた

死してなお自らの十字架と苦悩のマンダラの中に無数の神の眼に見つめられて

気も狂わんばかりの状況で閉じ込められていた

 

これは相当に苦しいだろう・・・

そしてどうか彼等が許しを経て解放されるように祈った

地上の時間が解決し、彼等の行為が記憶の彼方に埋められていくよう祈らざるを得なかった

Ne reminiscaris.....

 

ある法哲学者とNe reminiscarisの寓話1

また、あるとき、私とホルスは水晶島の砂浜でじゃれ合って転げ回っていた

彼は鳥なので砂浴びするのだ

すると天気の良い空に雷のような音が聞こえた

おや、こんなに天気の良い空に何だろうと見ると

威厳のある法哲学者が立っていた

 

君ら、仲良いなぁ、まるで恋人同士じゃないか

法哲学者が言った

私は何だか気恥ずかしくなった

それはそうと、君ら、あの水晶氷山の周りのエーテルの海に漂う

小さな水晶の氷の塊を見たことはあるかね?

見たことがないなら1度見てみると良い

そう言うと法哲学者はどこかへ立ち去った

Magna est Veritas, et Praevalebit

f:id:Golden_Falcon:20170528064324j:image

最も偉大なのは真理であり、最も力あるもの

これを魔術師参入の印と考えよう

薔薇十字運動のように十字のシンボルが眼前に出てきたのだ

 

宣誓の儀式の白昼夢のあと

畑仕事で疲れていたため昼寝をしてしまった

とても天気が良く雲ひとつ無かったのだが

私が起きたと同時にそよ風が吹いていた庭を一陣の突風が吹き抜けていった

その場の皆が驚き、ものがいくつかひっくり返るほどだったが

私は密かに宣誓の儀式が有効であることを確信した

 

トリックスターと鳥と畑のいたずら者・鳥と卵と時計

トリックスター元型と鳥のイメージの親和性について考えてみると

彼等は畑のいたずら者だ

キジは畑の作物を食べて歩く、ホントに悪い奴だ

見つかったら猛烈ダッシュで逃げていく

何で羽があるのに飛ばずに走るのか、滑稽だ

悪いことをするけれど、どことなく憎めない

 

そして

鳥は時計のデザインと親和性が高い

卵もキッチンタイマーなどによく使われる

鳩時計なら分かるが、時報の鳥の鳴き声がなくても

鳥のデザインは時計と親和性がある

 

それは鳥がトリックスター元型であり、

それがマンダラにも関わってくるからではなかろうか?

 

薔薇十字運動のシンボルには鳥が出てくる

錬金術のシンボルの1つ、胸をつついて血を出すペリカンである

f:id:Golden_Falcon:20170528182637j:image

f:id:Golden_Falcon:20170528181955j:image

 

宣誓の儀式の寓話2

そして神殿の中へ入っていくと驚いた

賢人会の人達が石版の周りに何人も集まっている

ホルスと私はそこへ行った

するとその中に量子物理学者がいて私に言った

 

君、この石板のデータを読もうとしたらしいね

それから、君、魔方陣を求めてこのあたりを往来していると聞いたが

はい、その通りです

 

君はそのミニチュアの宇宙卵を使おうとしたようだが、

イデアはともかく、このデータは量子暗号になっていて読めないよ

ここのデータは必要性があるときに開示される仕組みだ

はい、その、ハッキングしようとして申し訳ありませんでした・・・

我々でもデータを勝手に読み出すことはできないのだよ

 

すると別の賢人が言った、ルネッサンス時代の魔術師だろうか

それから、君が魔術をやるのは許可するが、公共に益を為すことを約束したまえ

そのことを石板の前で誓いなさい

 

分かりました、誓いを立てます

私はホルスの方を見た

彼も一緒に宣誓してくれるようだ

 

それでホルスに貰った卵を持って、ホルスと並んで石板の前に立った

ホルスと二人でここへ来たのは初めてだ

いや、あのクラッキング失敗で感電したとき助けに来てくれたのだった

 

私は、自らの意識と自らの無意識の世界を変革することによって

世界を良い方向へ変えたいと考えています

薔薇十字運動など、17世紀の知識人と同じ、

個人個人が自分の内面を変革して理想の社会へ近づけていくユートピア思想を持つものです

そしてその魔術を実践するにあたり、公共の益を為すよう約束いたします

 

そう言って賢人達の方を見た

よろしい、それから賢人会議の聴講生としても許可を与えよう

また別の賢人が私に言った 

宣誓の儀式の寓話1

私とホルスは錬金術のニグレドのフラスコの黒い灰をかぶり真っ黒になった

その後エーテルの海で沐浴した

沐浴して黒い灰を落とすと

ホルスは私を連れてエーテルの海へ潜って行った

何処へ行くのか?

彼は寡黙なので分からない

 

それで気が付くと、またあの石版のビスマス神殿に来ているのである・・・

いつぞやの失敗でもうこりごりな場所だ

 

蛍舞い飛ぶ夜空の寓話4

賢治さんは答えた

あらゆる治癒を現す、ですか

そうですね、それはもう弥勒とか薬師如来とか皆求めるのです

本当に難しくて永遠の課題なのです

でも、君、もしここを旅するなら、君のように星空の向こうに生きている人は

相棒を強くしておかないといけないですよ

あなたの立派な鳥はあなたを守ってくれます

あなたの鳥を強くするのは、

あの星空の彼方の形而下の世界であなたと深く関わる人達の祈りです

普通、形而下の世界からは皆銀河鉄道でここへ来ます

時々あなたのように紛れ込んでくる人がいますね

でも、そういう人には旅の案内役が必要ですよ

 

でも、ジョバンニさんは生きているのに来ましたよね?

 

彼は途中までカンパネルラと一緒だったからね

でもね、ここへ来る方法を知っている人は時々来ますよ、芸術家とか、修行者とか、魔術師とか

そういう人達でも案内役はいたほうが良いのです

案内役とはプシュコポンポスです

つまり、あなたの魂の導者で、あなたの自身の一部なのですよ

人はみんな心の中に守護神を持っているのです

皆あなたの無事を祈る人は、あなたの相棒を強くしてくれます

ですから、そういう人は大切しなくてはなりません

 

蛍舞い飛ぶ夜空の寓話3

夜の浜辺でチェロを弾いているのは誰だろう?

セロ弾きのゴーシュ

 

あ、あの・・・あの、もしもし

おや、誰かな?

あ、あの

おや、君はこの間この浜辺で金のハヤブサと昼寝していたひとかな?

そうです、それは私です

ほうほう

あの、失礼ですが、賢治さんですか?

そうですよ

ああ、こんなところでお会いできるなんて!

私は子供の頃、賢治さんの童話を読みまくってました!

それはありがとう

あの、ひとつ質問よろしいですか?

何でしょう?

あの、私、賢人会議の聴講生になれませんか?

一応メジェドの門も通れたんです

おやおや、そうでしたか、それはそれは

それであらゆる治癒を現す魔方陣を求めてこのあたりを旅をしているんです

ほう、そうですか

 

蛍舞い飛ぶ夜空の寓話2

思えば遠くへ来たものだ

こんなに遠くへ来てしまって大丈夫だろうか?

 

いや、でも、私は気が付いたらエーテルの海に泳いでいた

それをホルスに助けられた

でもホルスは別の目的の途中で私を拾ったから

私はそれに付き添うことになったのだった

それは私には結構苦しかった

ホルスはあの水晶氷山の中へ行って世界中の右傾化した指導者の魂の耳元に囁いて回る途中だった

偶然拾われたのだ

ホルスがやることはトリックスター的だが、

彼は寡黙で迷いがないし、彼は優しくて強い

 

夜風に蛍が舞う

ここは浜辺なのに蛍がいるんだなぁ

夜風に乗って何か聞こえた

何処かで誰かチェロを弾いている

 

私がホルスの方を見たら行ってみようと言う仕草をした

彼は基本的に喋らないけれど

 

蛍舞い飛ぶ夜空の寓話1

蛍が舞い飛ぶ夜空

無数の蛍が美しい

私はホルスとそれを見ている

ここは何処だろう

そう、いつかの浜辺

あの賢人会議に出くわした浜辺

つまりここはあのエーテルの海の浜辺

ここは動植物の楽園の水晶島

 

ここはパラドックスな場所・・・

 

それは、星辰界にはエーテルの海を潜って行く

エーテルの海の底を突き抜けると星辰界

あのメジェドの門も星辰界にある

そしてここから眺める星空の彼方が形而下の世界

蛍が飛ぶ夜空の彼方に形而下の世界、それを私とホルスで眺めている

全くおかしな関係

 

思えば遠くへ来たものだ

私はあの彼方の世界に生きているのに、同時にこの星空を眺めて水晶島にいる

愛する相棒と共にそれを眺めている

体は星の彼方、魂はこの浜辺にいる

大丈夫かな

 

そうだ、折角ここへ来たのだ

賢人会議の聴講生になれないだろうか

17世紀初頭のヨーロッパという時代

音楽はモンテベルディに始まるバロック時代の幕開け

ルネッサンス時代の面影を残しながらも通奏低音と旋律の音楽へ

歌曲はモノディ歌曲やアルファベット楽譜が起こり、庶民にも広がっていった

紳士のたしなみはリュートとガンバ

撥弦楽器が華やいでいた時代

テオルボ、バロックギター、チェンバロ、ハープ、ダルシマー

擦弦楽器といえばヴィオラダガンバ

管楽器はフラウトドルチェ、ナチュラルトランペット

 

音楽理論は数学であり、知識人のものだった

その時代、医師は錬金術師・自然哲学者・魔術師を兼ねた存在だった

ジャンバティスタ デラ ポルタ

ロバート フラッド

みんなそうだった

 

 

 

Anima Hominis・Anima Naturalis

f:id:Golden_Falcon:20170526164759j:image

ヘルメス思想では、人間の構造と自然の構造は相似形であるとした

それをミクロコスモとマクロコスモと表現した

では、どのように相似形なのか

 

自然界では動植物・それらの魂・精霊達の三位一体である

人間は肉体・魂・聖霊の三位一体である

 

自然界では動植物の魂と精霊達には大きな隔たりがない

人間の場合は、みな、内なる精霊に誰も気がつくことすら無い

 

これは、原人間アントロポスが神性を失った話に戻ってくる

アダムとイブが地上に追放されたことへ戻る

 

 

OMNIA AD UNUM・OMNIA AB UNO

f:id:Golden_Falcon:20170526162653j:image

全ては1つのために・全ては1つのものから

人類の全ては自然のために・自然は全て唯一の原理(宇宙法則)から作られている

これは人類の混沌と自然の秩序を説明するもの

 

Facta Causa Chaos et Ordo

 

しかしそれでも、自然と人間の関係はマクロコスモとミクロコスモの相似形である

そしてマクロコスモの自然の中に精霊がいるように

ミクロコスモの人間の魂の中にも精霊がいるのだ