Golden_Falcon’s Magia

現代魔術の実践の試み

城壁の馬の夢

厚みが薄い、やたら高い城壁の上に大きなお腹のピンクのサラブレッドがいる

城の者達はその馬に縄をかけて引きずり下ろすが、あんな転落のさせ方をしたらおそらく馬は大怪我をして死んでしまうだろう

ああ、なんてことをするのだ

巨大な便の夢

誰かのお尻からゴミ箱ほどの太さの便を一生懸命引っ張り出している

千歳飴のようにやたら長いし、実際になぜか飴の包み紙に包まれている

でも中身はとんでもない巨大な便なのだ

巨大な芋虫の夢

誰か見知らぬ男性、彼は自分のオフィスである書斎で巨大な芋虫をペットとして飼っている

芋虫の長さは5メートルはあるし、体高も成人男性の腰の位置より高い

色は灰色とベージュ系

彼は客人が来るからとその芋虫を書斎の奥の方へ片付けるように引きずっていった

金の歯車の夢

宇宙空間に金の複雑な歯車があって、それは時を刻む歯車

私はこの歯車は止まっても良いと思っている

すると歯車が時を刻むのを止め、ガッと音がするとその複雑な歯車がトランスフォーメーションしだす

私は恐ろしくなった

モンスター達の夢

地下で猛り狂っている獣たち

そのうごめくパワーが眠っている背中に伝わってくる

得体の知れない物凄いエネルギー

ああ、頭の中が竜巻だ、破裂しそう

 

深海から水面を目指すかのように、巨大な駅ビルのガラスエントランスにかけられた

何十階までもいける長大なエスカレーターをリュウグウノツカイ地震魚)が滑り登って行く

 

海の中に核爆弾を投げ込むと水はたちまち真っ赤な光を放って沸騰してしまう

羽毛の夢

足を眺めている

猛禽類の羽毛のパンツみたい

いや、自分に羽毛が生えている

身体じゅう羽毛に覆われている

腕と背中に飾り羽根

それ以外はダウンのような柔らかい羽毛が生えている

鳥になった?いや、翼はない

ええ、これは一体何が起きたのか?

竜の乳

凍結されなかった悪鬼達は皆恐れをなして散り散りに何処かへ隠れてしまった

アークメイジは何かあれば向こうから現れるようだ

手下どもをカチコチにしたのなら早晩出てくるに違いない

柱の麓は雲のせいで薄暗くとても寒かった

 

結構寒い・・・私は呟いた

少し陽のさすところへ移動しましょう、竜は言った

竜は雲の切れ間を探して飛んでいった

陽のさしているタイガ林の疎林を見つけて地上へ降りた

私とレニーとロッテは竜の背中から降りた

私も悪鬼みたいに凍ってしまいそう・・・ここは北の果て?

ああ、でも、タイガ林があるから最果てじゃないか

 

お腹で温まりますか?竜が言った

私もぬいぐるみ達もお腹のもふもふに埋もれるようにした

私は乳房のことを思い出した

竜のおっぱいってどんなものなんだろう

そう思って乳房を吸った

乳は温かく、しかも手も足も末端から身体が温まる不思議なものだった

レニーとロッテもおっぱいを飲んだ

 

悪鬼達の祭

暗い雲を抜けて地上へ向かった

悪天候のせいでまだ昼間なのに暗かった

悪鬼達は柱の根元の周りでワルプルギスの祭のような乱痴気騒ぎの祭を催していた

悪鬼達はアークメイジの指示に従う限りに於いては自由を保証されているらしい

アークメイジの指示とは簡潔に言えば柱の破壊だ

 

竜が地表近くへ飛んでいくと悪鬼達はそれに気が付き騒ぎになった

私は叫んだ

アークメイジの居場所を教えろ、と

すると悪鬼達は言った、我々は知らない、必要なときは向こうから現れる、と

悪鬼達の騒ぎはますますエスカレートし、竜に向かって火の魔法を放ち始めた

 

ちょっと収拾がつきませんね、凍らせておきましょうか

竜が言ったので、私やレニーやロッテもそれに賛成した

すると竜は大きく息を吸い込んでひと呼吸おいてもう一度大きく息を吸い込んで口から猛吹雪を放った

すると騒ぎを起こしていたかなりの数の悪鬼達をカチカチに凍結させてしまった

私はその威力に唖然とするしかなかった

天を支える柱

積雲をくぐり抜け、積乱雲を通り抜けた極北の空に一本の柱が見えた

竜の身体よりも太い建造物だった

それは石灰質だからなのか、悪鬼達が酸の雨を降らせたせいか、ちょうど酸性雨で削れた古代遺跡のようにボロボロになっていた

この柱は天地開闢のときから天と地を分かつためにここに存在しているはずだ、と竜が教えてくれた

噂話ではアークメイジは悪鬼達を使ってこの柱を壊そうとしているが、その意図は全く不明だった

天が地に落ちれば全てが混沌に返るし、アークメイジだって例外ではないはずなのに

 

天を支える柱の根本に行ってみましょう、竜は言って高度を下げて暗い積乱雲の中へ入っていった

雷が近いのか髪の毛が逆立ったり雨粒が当たったりした

空の探索

レニーとロッテに落ちないように言い含めて毛布をかぶり、準備オーケーを伝えた

すると竜は翼をはためかせてふわりと空に滑り出した

揚力と風を感じた

やはり顔に当たる風は冷たかった、耳が痛くならないように毛布をしっかり被った

竜もゆっくり飛ぶように気を遣ってくれていた

 

柱を探すために雲より上に飛んでいった

雲海から柱のようなものがないか探すことにした

私やレニーやロッテよりも竜の方が目は良いはずだけれど・・・

遙か北に眼を向けると極北の果てに何か細い糸のようなものが見えるように思った

竜にそれを伝えた

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偵察準備

ザックの中にはハチミツ、マーマレード、ハシバミ、拝借した古文書

ザックの外に毛布を二組括り付けた

そして私とメイガスさんとレニーとロッテの4人で部屋を出た

氷の門の所まで歩いていき、竜が空けた穴から外に出た

天候は晴れ、少し雲があるかな

外に出て直ぐのところでメイガスさんが二組の毛布を広げるように言った

私は訝しげに思ったが、言うとおりにした

するとメイガスさんが何か古代語の呪文を唱えた

毛布にうろこ模様のエンボスができた

さあ、これで蜘蛛の毛布に竜の守りを付けましたから、寒さにも強くなりました

え?竜の守り?私は驚いて聞き返した

そうです、竜の守りです

私はレニーとロッテを抱きかかえてからその毛布を頭から被った

門の所は峠になっていて見晴らしの良い所だったが、柱らしきものは何も見えなかった

メイガスさん、天を支える柱の在処をご存じなんですか?私はたずねた

いいえ、詳しくは知りませんよ、今から探すのです

どうやって?

ふふ、ちょっと待って下さいね、驚くかしら

 

メイガスさんは少し離れたところへ歩いていって何か古代語の呪文を唱えた

するとメイガスさんは昨日の竜になってしまった

えええ!?

私もレニーもロッテも驚いてしまった

竜は燻し銀の鱗と翼を持っていて、顎から首回り、お腹、尻尾の裏までふわふわの羽毛に覆われていた

私は竜の所へ駆け寄って羽毛に顔を埋めてみた

すると、かなり暖かかったので、ああ、そうだ、恐竜は爬虫類というより羽毛を持った恒温動物だって話だし、本当に鳥の祖先なんだろうな、と考えたりした

私の身長は竜の足の付け根くらいの高さだった

羽毛をもふもふしていると、その足の付け根辺りのお腹にやっぱり乳房が2つあった

ああ、やっぱり蜘蛛と一緒なんだな、私はちょっと笑ってしまった

この竜は爬虫類なのか、鳥類なのか、哺乳類なのか、なんだろうな、ああそうか、これはセンザンコウの乳房みたいなものかな、カモノハシだって卵を産むけれど哺乳類だし・・・

 

さあ、みんなで首の後ろに乗って下さい

寒くないように毛布を被って

準備ができたら飛びますよ、柱は空から探すのが早いですから

言われたとおりに首の後ろに登って座った

ちょうど座れる場所が羽毛に覆われていて暖かかった

首のない獣の夢

首のない獣が、何処かの新しい駅の地下街へと階段を下りていく
京都駅の大階段のようなものが地下へと続いていて
首のない獣はその階段を下りていく
誰もいないがらんとした場所だが、私は階段の上から見て恐怖を抱く